カウンセリング・コーチングスキルを導入したレクチャー,IT講習

我々はお客様と相対することを重んじており、カウンセリングやコーチングスキルの活用にも積極的に努めています。一見パソコンやITというものとの関連性が希薄なように感じられますが、実はそうではありません。むしろ我々は最も大切なスキルの一つと位置付けています。

例えば、心理学の研究からも明らかなように、学習の際には「理解できる」「楽しい」というイメージを持つと、学ぼうとする意欲、そして学習効率は確実に上がるのです。確かに学習する際に自発的に学ぶ意志・姿勢は必要です。しかし、パソコンはそれならではの難解さや急速な普及の割に、習得に関して各人の意志や姿勢に委ねられ過ぎている部分もあり、結果として先述の「知っている人」と「知らない人」という二極化を生んでしまっていると我々は分析しています。

楽しみながら学びましょう学習対象が初めてのものや馴染みのないものであれば、人間は抵抗感や緊張を感じるものです。まして初心者やシニアの方がパソコンというものにチャレンジなさるならば、それはなおさらでしょう。我々は自ら学ぶ意志は重んじつつも、学習を始める端緒は必要であり、とても大切であると考えています。そこで「面白い」「楽しい」「できる」とポジティブなイメージが根付けば、進展は飛躍的なものになります。我々はお客様としっかりと話し合い、パソコンやITというものに初めて触れる不安を取り除き、理解なさりたいポイントを明確にした上でレクチャーやレッスンを行います。軽視されがちですが、パソコンやITとはいえ他の学習と何ら変わりはないのです。「難しい」「わからない」というイメージが強ければ学習意欲は上がりません。我々はお客様一人一人をきちんと理解した上で、やる気(モチベーション)が向上し、「面白い」「楽しい」「できる」と思って頂けるようなレクチャーやレッスンを心掛けており、それも技術や知識を提供する側の務めと考えています。

また、確かに使用目的を明確にすることは大切ですが、初心者やシニアの方の中には「パソコンで何がしたいかと尋ねられても、パソコンそのものについてよくわからないので、自分では何ができるのか、何がしたいのかということ自体掴めない」という方も大勢いらっしゃいます。身近にそれらの相談に乗ってくださる方がいなければ、自ずと前項で触れたように「言われるがままに購入し…」ということにもなってしまいます。我々はそのような際にじっくりとお話を伺い、きちんと解説をし、そしてお客様一人一人の個性や特性、趣向や環境をしっかり認識しながら、どのような活用の可能性があるのかを一緒に考え、提案します。

これらのような姿勢でお客様と接するには、カウンセリングやコーチングのスキルは必須であると我々は考えています。加えて、お体にハンディキャップをお持ちの方にもサービスを提供し、パソコンという便利な道具を楽しみ、心強い味方として活用して頂くことにも積極的に取り組んでおります。そのような際のレクチャーやレッスン、そしてコミュニケーションやご家族との面談には、なおさら必要であると考えているのです。

我々はお客様のオフィスやご自宅に出張してサービスを提供することが多く、そこではただ技術的な作業をこなすだけではありません。礼節を重んじるのは当然として、確かな信頼関係を築くためにコミュニケーションを何より重視しています。お客様も慣れ親しんだ環境の中で相対するため、率直に様々なお問い合わせやご要望をお伝えくださいます。我々はこれをとても大切な機会と考えています。それらご意見・ご質問をお客様からの貴重なメッセージと受け止め、常にフィードバックし、サービスの向上に役立てております。また、その貴重なメッセージを頂く場として、オフィスやご自宅というお客様と相対する場所を大切にし、お客様が率直に話しやすく、積極的なコミュニケーションができる状況を創出するよう努めています。
レクチャーやレッスンを通じて信頼関係が深まれば、雑談からその他各種ご相談に至るまで、パソコンやIT以外のお話が出ることも多くなります。我々はそれらも大切なお客様の意思と捉え、じっくり伺った上でお力になれることは喜んで協力させて頂いております。このような綿密なコミュニケーションにもカウンセリングやコーチングのスキルは必要なのです。

楽しんで学ぶ学習風景

各項で述べてきた通り、現在パソコンの世界は凄まじいスピードで進化していますが、反面ごく普通のユーザーが追従しづらく、また、全ユーザーにとって最新技術が必要なわけではありません。製品や技術の作り手・提供者が次々に発表する最新の商品やテクノロジーと、ユーザーの実際の使用状況との間にギャップが生じています(ビギナーやシニアのユーザーの方とのギャップを考えれば、それはより大きなものとなります)。欧米のように、コンピューターの発展の歴史と共にITが生活の中へ徐々に浸透したのとは異なり、IT環境の整備が遅れていた日本では、その遅れを取り戻すために一気に浸透させようとしてしまった印象があります。上述のギャップは、その拙速さによるいわば「ツケ」かもしれません。本来は、もっと多くの方の理解や活用が着実に進むように、じっくりとわかりやすい説明を行い、実践的な利用方法を提示するステップを踏む必要があるでしょう。もちろん技術が発展することは素晴らしいのですが、我々はもっと「ユーザーの皆様が”実際”何を求めているのか」ということをしっかり伺う必要があり、常にユーザーのそばで、そしてユーザーの目線で一緒に考えることが重要であると認識しています。

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